INTERVIEW 11

診療の質と効率を高める
診療看護師の真価とは

大同病院 NP科
診療看護師(NP)
Y.O 2022年入社

多職種チームの中で、診療に深く関わる存在

 大同病院には、現在10名以上の診療看護師(NP)が在席し、これは市中の民間病院としては全国的にも多い体制です。ICU(集中治療室)、麻酔科、総合内科、消化器内科、腎臓内科、脳神経内科、整形外科、泌尿器科、在宅診療部など、さまざまな現場で、医師とともに診療に当たっています。
 私は主に消化器内科の担当で、内視鏡センターでのESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)やERSP(内視鏡的逆行性胆道膵管造影)といった処置における医師のアシスタントを務めたり、病棟では消化器チームのメンバーとして回診、点滴や検査オーダーなどを行ったりいます。そのほかIBD(炎症性腸疾患)の専門外来では診察も行い、患者さんに困っていることがあれば、薬剤師や医療ソーシャルワーカーにつなぐなど、専門職同士のハブとしても機能しています。

医師と患者のあいだに立ち、診療の質と効率の向上へ

 診療看護師は、医師の指示のもとで特定の医療行為を実施できる専門職です。例えば医師が不在のときにも迅速に処置を行うことができ、患者さんの安心や満足度にもつながりますしかし、私たちの可能性はまだまだ広がると感じています。
 内科なら主科の医師がその専門的な治療に集中する一方で、私たちが患者さんの全身状態を見て、病棟看護師と連携しながら退院に向けた体調管理を進める。外科なら術後管理を診療看護師が担うことで、医師の負担軽減やアウトカムの向上が期待できます。診療の質と効率の両立を実現し、患者さんと医療者双方にとってのカイゼンに貢献することが、私たちの使命だと思っています。
 個人的には「これならあなたに任せよう」「あなたがいてくれて良かった」とまわりの方に思っていただける存在になりたいですね。

顔の見える関係性が、働きやすさと成長を生む

 診療看護師が活躍する病院としては、大学病院など規模の大きいところが多いかもしれませんが、大同病院のような中規模だからこその良さがあります。医局がひとつにまとまり、各診療科の垣根が低いところが特徴です。
 私たちは「院内迅速対応システム(RSS)」の夜間チームを担当していますが、日ごろからいろいろな診療科の先生方と顔の見える関係を築き、診療看護師のことをよく知っていただけているので、コンサルトもしやすいし、向こうからも信頼してアプローチしてきていただけます。この環境を生かして、診療看護師の価値をもっと高めていきたいと思っています。

求人情報Recruit

診療看護師(NP) 中途採用 正社員 名古屋市南区(白水町)

VIEW MORE

People 宏潤会ではたらく人たち

VIEW MORE

PAGETOP