「見えた瞬間」がたまらない
超音波診断・生理検査センターで超音波検査を中心に幅広い検査を担当しています。超音波検査の面白さは、CTやMRIではスライスした静止画を見るのに対し、目の前の患者さんの身体の中をリアルタイムで“見る”ところ。他の検査結果との整合性もはっきりわかります。
たとえば腎臓結石なら、石が詰まっている様子がはっきりと見える瞬間は、目の前がパッと開けた感じがします。後日、治療後のカルテを見て「あの所見が診断の決め手になったのだ」と実感でき、検査が診療の一部として機能しているのを肌で感じます。
最近ではIBD(炎症性腸疾患)領域、すなわち潰瘍性大腸炎やクローン病といった、超音波の新しい領域にも取り組んでいます。消化器の医師と連携しながら学びを深め、新たな発見を通じ技師としての視野が広がるのを実感しています。
答えのない画像に、スキルで挑む
超音波検査の難しさは、「教科書通り」とは限らないこと。体格や体内のガス、脂肪の状態などにより、見え方は大きく変わります。そのため、知識や技術だけでなく経験を重ねながら判断力をみがくことも重要です。
私自身は、循環器・消化器・体表の3領域で超音波検査士の資格を取得。いまはIBD領域の理解を深めつつ、後輩の育成にも力を入れたいと考えています。当院では、多くの技師が資格取得に積極的で、学会発表や勉強会も活発。人材育成を大切にする文化が根づいています。新しい検査機器や診療報酬制度にも対応しながら、技師としての専門性をさらに高めていけるよう、日々の業務に取り組んでいます。
患者さんの声に、いちばん近い場所から
生理検査は、検査技師のなかでも最も患者さんに接する時間が長い部門です。検査内容によっては30分以上一緒に過ごすことも珍しくありません。その分、患者さんの表情や声の変化にも気づきやすい。ときには医師に言えないようなことを話してくれる方もいて、「検査技師だからこそ拾える声」があると実感しています。
大同病院の良さは、人間関係が良好なことも特色で、部署を越えたスタッフ同士の関係も柔らかく、働きやすい環境です。検査で見つけた所見と患者さんの声を、きちんと診断につなげ、地域社会にも貢献する。この一連のプロセスに誇りを感じながら、技師として成長していきたいと思っています。
求人情報Recruit
-
臨床検査技師 新卒採用 正社員 名古屋市南区(白水町)
-
臨床検査技師 中途採用 正社員 名古屋市南区(白水町)
-
臨床検査技師 中途採用 正社員 名古屋市南区(白水町)
-
臨床検査技師 中途採用 正社員 名古屋市南区(白水町)
-
臨床検査技師 中途採用 パート社員 名古屋市南区(白水町)