INTERVIEW 07

機械化が進むからこそ
技師の知恵が求められる

大同病院 検体検査科
臨床検査技師
S.H 2017年入社

「やることをこなす」から「変えていく」仕事へ

 当院の臨床検査部門は、検体検査、生理検査、細菌検査、病理検査、輸血検査と5つの領域に分かれていますが、私はもともと検体検査に興味があり、急性期病院で力を発揮したい、そして地域医療にも関わりたいと考えて大同病院を選びました。産休・育休を経て復帰し、いまは生化学と糖尿病関連の検査を主に担当しています。糖尿病患者さん向けに、家庭用血糖測定器や持続血糖モニタリング装置の使い方説明、医師が確認するための院内レポート作成、糖尿病教室での検査説明など、患者さんと直接関わる業務も増えました。
 はじめの頃は「まず言われたことを正確にこなす」ことを目指していましたが、最近では「どう変えていくか」を考える場面が多くなっています。育児時短を利用させていただいているので、効率化は自分にとっても重要です。

「検査は機械がやる」…だからこそ「人が考える」

 検体検査は一見、ルーティンワークに思われがちですが、実際は日々改善と挑戦の連続です。どの工程を自動化し、どこに人の判断が必要かを見定めなければなりません。機械化のためには、レイアウトや動線の見直しにも取り組みます。新しい試薬の導入を検討する際には、外注とのコスト比較や精度、スピードなどを総合的に評価します。
 また、当院は病院とクリニックに検査室が分かれており、検査の運用には細やかな配慮が求められます。検査の質を守るため、精度管理の分野を極めたいという思いもあり、その分野の認定資格の取得も目指して勉強中です。検査技師が出す数値や結果は、医師が治療方針を決めるうえで欠かせないもの。だからこそ、迅速・正確・精密な結果を届けることに強い誇りを持っています。

検体検査は診療活動を支える土台

 育休から復帰した際は“浦島太郎”状態でしたが、同じ部署に戻り、周囲の手厚いサポートもあり、安心して仕事を再開できました。上司はとても相談しやすいし、必要なときに手をさし述べてくれます。時短勤務の制度も柔軟で、子どもが保育園に入りづらい時期でも法人内の保育所に預けられたことは、とても助かりました。最近では育児と両立しながらオンライン勉強会や学会にも参加しています。
 大同病院には、意見を尊重し合える人間関係と、働きやすい制度があります。検体検査は地味ですが、さまざまな診療活動を支える土台となる大切な情報を提供します。これからも臨床検査技師としての価値を磨いていきたいと思います。

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