オールラウンダーの薬剤師になりたい
化学が好きで薬剤師の道を志した高校時代には、創薬など研究開発の方面に進みたいと考えていました。それが病院薬剤師に転じたのは、大学生のときの実習先の病院で、さまざまな副作用が予想されるステロイドパルス療法下の患者さんに関わったことがきっかけ。副作用対策を医師、実習先の指導薬剤師と相談して処方を検討し、実際に私が提案した薬剤を処方していただきました。治療が無事に完了し、患者さんが笑顔で退院される姿を見て、「薬剤師はこんなにも患者さんの役に立てるのか」と強く心を動かされたからです。
病院薬剤師として働くなら、できる限り多くの業務を経験したい。そう考えて、300~500床規模で、幅広い業務に関わり、かつ自分の進みたい方向にも向かえそうだと思った大同病院を選びました。病棟、調剤室、注射室、化学療法センターなどを週ごとのローテーションで回るスタイルは学びやすく、自分にとても合っていると思います。
最善の治療のためのゲートキーパー
当院では比較的早くから“独り立ち”を促され、自ら考えて業務に当たることを求められます。もちろん疑問点があるときや、助けが必要なときは先輩が丁寧に教えてくださいますが、常に知識をアップデートする姿勢が欠かせません。自分は通勤時間などを使って1日2時間程度は、書籍や論文、薬剤の添付文書などを読んで学ぶ時間を確保し、日々学びを積み重ねています。
印象的だったのは、関節炎で長く入院していた患者さんで、医師に内服の抗菌薬への変更を提案し、最適な薬を選択できたことです。注射剤を元々使っており、退院するには内服薬への変更が必要で、効果や服薬方法を説明すると、「やっと家に帰れるんですね」ととても喜んでいただけました。薬剤師は、医師の処方を患者さんにとって最適な形で届ける“最後の砦”。医療チームの中で、確かな専門性を発揮する「ゲートキーパー」でありたいと、改めて感じました。
感染症のエキスパートを目指して
いま、私が目指しているのは「抗菌化学療法認定薬剤師」。子どもの頃に細菌性の感染症で皮膚がボロボロになり大変な目に遭いました。そのときに医療に助けられたことと、周りから心無い言葉を受けたことが原体験として残っていて、感染症で苦しむ人を助けたい、メンタル面でも力になりたいという気持ちにつながっています。
認定薬剤師になるためには、学会への参加や所定の研修受講も必要ですが、当院では参加費や交通費、宿泊費などすべて補助していただける制度があり、大きな励みになります。資格取得支援はとても手厚く、目標に向かって着実に努力できる環境が整っています。患者さんにとって薬の”最後の砦“として、日々の業務と学びを積み重ね、信頼される薬剤師でありたいと思っています。
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