一日の仕事
- 08:30
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出勤・ミーティング
朝礼に参加。
薬剤部内で業務スケジュールや社内連絡、申し送り事項、インシデントレポートなど情報の共有をします。
- 08:35
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各種調剤業務
調剤業務、注射調剤業務、化学療法業務、病棟関連業務の担当を1週間交代でローテーションします。そのためいろいろな業務を経験することが可能です。
調剤、注射調剤業務では、処方内容の監査を行い、錠剤分包機、散薬分包機、アンプルピッカーなどの調剤機器を用いながら調剤します。また、中心静脈カテーテルから投与する薬剤についてはクリーンベンチ内で混合調整し、病棟へ払い出します。
化学療法業務では、入院・外来での抗がん剤治療に使用する抗がん剤注射薬の混合調整を行います。外来化学療法センターでは抗がん剤の説明や副作用の有無の確認といった服薬指導も行います。
- 12:00
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お昼休憩
お昼休憩を交代でとります。
1人でゆっくりしたり、医薬情報を検索したりすることもあれば、他の部員と一緒に食事をして世間話をしたり、服薬指導で気になっていることについて情報交換したりもします。
- 12:45
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各種調剤業務、委員会など
業務割り当てに従って、各業務を行います。
病棟関連業務では、薬剤管理指導、病棟薬剤業務を実施します。指導記録の入力、入院患者さんの初回面談、持参薬確認および処方提案や、カンファランス等への参加もします。また、糖尿病教室など患者さんに対する集団指導を行うこともあります。
新しい薬剤が出ている場合は、お薬の説明書などを用いて患者さんに説明します。
また、入院前に自宅での薬の飲み忘れがなかったかスクリーニングを行い、退院後にきちんと服用できるように指導を行います。
入院予定のある患者さんには、退院後の療養生活までを見据えて、入院前から事前面談を行い、支援することが急性期医療で求められています。当院では、PSC(患者サポートセンター)において持参薬の確認や手術に伴う中止薬の説明などを行っています。
医師に対して処方提案、定期的に行われている病棟での医師・看護師・他の医療スタッフとのカンファランスや各種委員会への出席などを通じて、院内専門職に対しコンサルテーションを行います。
- 17:00
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退社
調剤機器の洗浄・片付け、病棟業務の指導記録の入力等を行い、勤務終了です。
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PSCでの入院前面談
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部内勉強会の様子
こんな人を求めています
コミュニケーション力のある人
患者さん・他職種から情報を適切に収集し、有益な情報を提供するためのコミュニケーション能力を有し、誰かのために役に立てることを喜びにすることができる人、自分のことより周りのためについ動いてしまうような人を歓迎します。
協調性のある人
医療機関や地域における医療チームに積極的に参画し、相互の尊重のもとに薬剤師に求められる行動を適切にとることができる人。また、一般的な常識を有しており、あいさつがしっかりできる人。
向上心のある人
薬物療法を総合的に評価し、安全で有効な医薬品の使用を推進するために、薬学的管理を実践する基本的な能力を有し、それを高めていこうと努力できる人。医療の担い手として、人の命と健康な生活を守る使命感、責任感および倫理感を有する人。
自己研鑽できる人
薬学・医療の進歩と改善に資するために、問題発見・解決能力を向上させる気持ちを持ち、生涯にわたり自己研鑽を続ける意欲があり、次世代を担う人財を育成する気持ちがある人。
地域医療に興味がある人
地域の医療、福祉、介護および行政等と連携して、地域における人々の健康増進、公衆衛生の向上に貢献する考え方を持っている人。
キャリアアップ
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薬剤師として専門性を高める
薬剤師の技能・能力を証明する認定薬剤師や専門薬剤師といった認定資格を取得して専門性を高めます。
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管理薬剤師
マネジメントスキルを高めて調剤業務や服薬指導に加えて、医薬品の管理や薬局全体の統括など責任者としての業務を行います。
教育・研修
各種学会への参加・発表・論文執筆の支援
研修会や学会への参加は、年度初めに希望を取り決定しています。
発表者、専門や認定を目指す方は優先して参加できるようにしています。(参加費・交通費・宿泊費補助あり)
勉強会・病棟間カンファランス
週1回、薬剤部ミーティングを開催しています。テーマは隔週で、症例報告・処方評価などについてと、病棟間カンファランスを行っています。また、新薬などの勉強会や学会報告なども行い、さまざまな知識を共有するようにしています。
資格取得のための支援
希望調査を行い、専門・認定・指導薬剤師など、薬剤師に関わる資格取得に必要な業務を経験できるよう、体制を組んでいます。 また、取得に必要な学会、研修会への参加を斡旋し、発表・論文執筆をサポートしています。
新人教育
新人1名に指導薬剤師を付けるブラザー・シスター制度(プリセプター制度)を実施しています。先輩薬剤師と業務内容等について振りかえり、分からない点をその場で解決するようにします。また、先輩社員が新入社員に仕事の進め方や仕事に対する心構えを指導するとともに、職場の人間関係など業務や社会生活における不安や悩みを聞きアドバイスを行います。
新人研修 年間スケジュール | |
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4~6月 | 調剤室・製剤・薬品管理業務、注射、化学療法・TPN |
7~8月 | 調剤室・製剤・定期払い出し、注射、化学療法・TPN、TDM、DI業務 |
9~10月 | 薬剤業務、当直OJT、当直 |
11~12月 | 薬剤業務、持参薬表作成 |
1月 | 病棟業務OJT |
2~3月 | 病棟業務、薬剤業務 |
薬学生教育
当院は、薬学教育協議会による実務実習の受入認定施設です。
薬学教育は6年制になり、2010年度から薬学生の長期実務実習が必須になりました。当院では、実務実習コアカリキュラムに基づいた内容が行えるようにしています。また、薬剤師の基本的な業務以外に、糖尿病教室、治験コーディネーターなどの業務内容を見学ができるようにしています。他部署との関わりやチーム医療を考えるきっかけになればよいと考えています。
先輩職員の声
大同病院で活躍する3人の先輩薬剤師から、座談会形式でお届けします!
Aさん(入職3年目)
祖父・父ともに薬剤師で、薬剤師になるべく生まれてきたような女性。
持ち前のバイタリティで「使える!」人財でありたいとのガッツで仕事に向かい、今は一人前!現在は、病院薬局内で、調剤・注射・化学療法業務の他、病棟業務も担当する。
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Bさん(入職7年目)
化学と数学、そして人と接することが好きで薬剤師の道を選ぶ。
服薬指導、調剤業務、処方鑑査、主治医への処方提案、医師や看護師等からの問い合わせや相談対応など、病院薬剤師業務全般をパーフェクトにこなし、上からも下からも信頼される。糖尿病教室、腎臓病教室でも活躍している。
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Cさん(入職9年目)
人の役に立つ仕事をしたいと思っていた高校時代、近所の薬剤師の姿を見て興味を持つ。
現在はICUの病棟薬剤師として活躍。感染制御認定薬剤師、抗菌化学療法認定薬剤師を取得しており、AST(抗菌薬適正使用支援チーム)にも携わり、チーム医療を薬剤専門家の立場から牽引する。
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ー 雰囲気が良く、活気のある職場 ー
Q1 この病院を選んだきっかけは何ですか?
A:見学にきたとき病院がきれいだなと思ったこと、若い先生が多く、薬剤師のみなさんの雰囲気もとても好いと感じたことです。
B:病院見学の際、学生の私にも多くのスタッフが明るく挨拶をしてくれ、病院の「おもてなし」を感じたことが、一番大きな決め手となりました。
C:ぼくは、中小規模の病院を希望していて、やはり見学に来たときの雰囲気が気に入りました。
Q2 実際に入職してみて、職場の雰囲気はどうですか?
A:本当に雰囲気がいいですね。先輩にも質問しやすく、丁寧に教えていただけます。
C:若い人が多くて活気があるし、みなさん優しいです。
B:病棟では多職種が連携し、お互いの専門分野を尊重して仕事ができている実感があります。協力するという意識が強く、皆でフォローし合っています。困ったときに上司への相談もしやすいですね。
Q3 どのようなときに仕事にやりがいを感じ、嬉しいと思いますか?
A:看護師さんなどからの質問に対して回答をして「ありがとう」と言われたとき、やりがいを感じます。また自分の仕事が業務時間内に終わらなさそうなときにいつも先輩方が手を差し伸べてくれることがとても嬉しいです。
B:患者さんが自分の名前を覚えてくれ、薬や治療に関する相談をしてくれるとき、嬉しいと感じます。「ありがとう」と日々言ってもらえる仕事は、とても喜びを感じますね。医師から薬剤選択や投与量について相談を受けて話し合うときには、薬剤師としてプロフェッショナリズムに燃えます。
C:自分の興味がある業務を担当できているのでとてもやりがいを感じます。特に自分の提案が医師に受け入れられたときや、自分の学んだことが役に立ったときは「やった」と思います。医師、看護師などチーム医療に参画でき、他職種から頼られることが有難い。
また、抗がん剤治療を受ける患者さんの不安を取り除くことができたときもとても嬉しいですね。
Q4 仕事をしていて辛かったこと、難しいと感じたことはありますか?
A:辛いことはありません。難しいなと感じることはよくあります。
B:医療分野は日進月歩のため、就職してからも勉強が終わることはありません。勉強を続けるのが辛いときもありますが、その知識を患者さんに還元できたときの喜びが大きいので苦になることはなく、自ら学ぶ姿勢につながります。
C:抗がん剤治療にはたくさんの知識が必要であり、患者さんにより出現する副作用が異なるため対応が難しいと感じています。
ー すべては患者さんのために ー
Q5 仕事をする上で、心がけていることを教えてください。
A:まずは丁寧に正確に仕事をすること、そしてスピードも大事だと思っています。また仕事をしながら、多くの知識を得ることを心がけています。
B:医療スタッフとも患者さんとも、積極的に対話してコミュニケーションをとるよう心がけています。信頼関係を築くことは、患者さんにより良い医療を提供するためにとても重要だと感じています。
C:自分のことだけでなく周りの仕事の状況も確認し、早く終わらせるべき業務をサポートすること、患者さんが安心してできるだけ苦痛なく治療を受けられるよう、最善を尽くすことを大事にしています。
Q6 今後の目標は何ですか? どんな能力を伸ばしていきたいですか?
A:薬剤師として幅広い知識を持ち、医師とも治療について対等に話ができるようになりたいと思っています。緩和ケア、抗菌薬、抗がん剤に興味があります。緩和ケアに携わって、患者さんの心の支えになりたいです。
B:薬剤の専門的知識を強化し、医師からの問い合わせにスムーズに回答できるようになることが目標です。医師や他のスタッフがさまざまなことを質問してくれるので、毎日とても勉強になりますね。
また腎臓内科領域に興味があるため、学会や勉強会に積極的に参加し、最新情報を入手するよう心がけています。
C:ぼくは感染関係の認定薬剤師を取得していますが、さらに上位の資格取得を目標としています。患者さんに対してより良い治療を提供しつつ、不安等も聞き出せるコミュニケーション能力も身につけたい。感染制御、救急、循環器、腎臓内科にもっと詳しくなりたいです。そして、それ以外にどんな分野についても最低限は知っている薬剤師になりたいと思っています。
ー 病院薬剤師でしか味わえない魅力がある ー
Q7 最後に、病院薬剤師をめざす人たちへのメッセージをお願いします。
A:病院は調剤業務、注射調剤、化学療法、病棟業務など多くのことを学べる場です。その中でも大同病院の薬剤部は職場の雰囲気も良いため、ご自身が成長できるとても良い環境だと思います。
B:大学で学んできたことを実際の臨床現場で活用し、患者さんからたくさんのことを学べます。病院で働くことは、薬だけでなく病態についても学び、多職種と関わりを持つことができる点で魅力があり、毎日多くの刺激があります。求められることがたくさんありますが、その中で自分なりの目標や意見、考え方を持てば、その分やりがいを感じることができる職場です。
C:大同病院はとても働きやすい職場だと思います!資格取得のサポートも心強いです。是非一緒に働きましょう!
採用までの流れ
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エントリーフォームより応募
求人情報ページのご希望の求人ページより、ご応募ください。
後日担当者より連絡いたします。 -
見学(必須)
Zoom説明会、もしくは見学会に参加していただきます。
※コロナの状況を見ながら案内いたします。 -
一次選考
履歴書・職務経歴書に基づき、書類選考を実施いたします。
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面接
一次選考通過者の方には面接を実施いたします。
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内定
後日結果をお知らせいたします。
求人情報Recruit
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薬剤師 新卒採用 正社員 名古屋市南区(白水町)
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薬剤師 中途採用 パート社員 名古屋市南区(白水町)
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薬剤師 中途採用 正社員 東海市(中央)
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薬剤師 中途採用 正社員 名古屋市南区(白水町)
People
宏潤会ではたらく人たち